1)RRR
文句無く完璧な超娯楽大作映画。優れた映画表現テクニックに、動く絵画のような画面創り。泣いた子もニッコニコになるような楽しいミュージカル・シーン。血が沸騰するようなアクション。娯楽の頂点。
2)マッド・ゴッド
表現力と技術力がハリウッドレベルの狂人が自身の頭の中を地獄巡り映画として創り上げた。非常に贅沢なもの。
3)フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
雑誌を映画で表現しているので頭とお尻とセンターにカラーページがあって、後半にはマンガがあるという。
4)哭悲/THE SADNESS
私自身の暴力衝動を見透かされたような恐ろしさ。しかも、それが解き放たれた世界を甘美な地獄として魅せる意地の悪さに脱帽。
5)ノープ
海には『ジョーズ』、陸には『トレマーズ』。そして空には『ノープ』がいる。スノッブなイヤラシさが強めに出たジョーダン・ピール過去作に比べ、なんとも燃えること燃えること。
6)ワカンダ・フォーエバー
アフロ・フューチャリズムが実現した世界としてのワカンダと、アステカ・フューチャリズムと言える海底王国タロカンの戦争。テシチャラのみでは無く。演じたチャドウィック・ボーズマンも含めた「ブラックパンサー」への追悼。
7)ガンパウダー・ミルクシェイク
『シューテム・アップ』の後継作品。
8)HiGH&LOW THE WORST X
トンネル内や学校の廊下など閉塞感のある中で大人数がケンカを繰り広げる様子をドローンで追っていく様子はステゴロスターウォーズ、デススター攻略のようである。
9)クライ・マッチョ
優れていれば良いというワケでは無い証拠。過去の栄光も色褪せる年寄りの寂寥感と世間とのズレは、この歪さのみで表される。
10)女神の継承
描かれるのは悪霊の悪質さよりも、神様の陰険さ。
●2022年ベスト配信映画
1)私ときどきレッサーパンダ
2)グラスオニオン
3)プレデター:ザ・プレイ
4)呪詛
5)ジャッカス4.5
●2022年ベスト配信ドラマ
1)ピースメイカー
2)ブック・オブ・ボバフェット
3)ザ・ボーイズ s3
4)シー・ハルク
5)ウェンズデイ