色々と話題を振りまいておりました『ガールズ&パンツァー劇場版』についていた『グリーンインフェルノ』の予告編ですが20:25の回から『ペルソナ3』の予告編に差し替えております。大変お騒がせ致しました。
— CinemaCity (@cinemacity_jp) 2015, 11月 21
@samurai_kung_fu いえ、劇場としての総合的な判断になります。より多くの方に快適にご鑑賞いただける環境作りのためにどうぞお気づきのことありましたらご意見お寄せください。どうぞよろしくお願い致します。
— CinemaCity (@cinemacity_jp) 2015, 11月 21
『グリーン・インフェルノ』 予告に替わって別のアニメ映画予告が流れるそうだ。 もちろんアニメ映画を見に来ている客に対して「次、 またアニメやりますよ!」 という予告を流すのはマーケティングとして当たり前だし、 その方が宣伝効果は高いだろう。
ただ、いただけないのは予告差し替えに至る流れだ。
当たれば一人勝ちだが外すと一人負けとなる。
「予告に『グリーン・インフェルノ』がある限り立川では( リピートで)もう見ない」というクレームツイートも見かけた。 それらツイートに対し謝罪をしてしまっている以上、クレームは予告取り止め= 差し替え決定に充分な影響力があったとされても、 否定は出来ない。
「アナタ様の言う通りでございます。 言われた通りにいたしますから、 見ないとか言わないで引き続き立川シネマシティに来てくださいね ♡」客商売である以上、 キチガイでも金を出す人ならお客様であり、 タダで下げられる頭くらいはいくらでも下げようという、 商人として自然な行為だ。
そこまでは理解できる。しかし「 クレームによって予告を取り下げる前例」を作ってしまった罪( あえて罪と言いたい)はデカイ。いくら立川シネマシティ側が「 クレームは大きな要因では無い!」と言っても「 大なり小なりクレームが原因だ」 と受け取られかねない言動をしてしまっているのも事実だ。
そして、ハッキリと言明しないことで、 真意や事実は捻じ曲げられて伝わるハズだ。
「伝言ゲーム」がゲームとして成立するのは、 人がものごとを正確に人へ伝達出来ない前提があるからだ。
その結果として「ホラー映画はトラブルの元」 としてホラー映画全般の上映も危ぶまれる事態になるのではないだ ろうか?
妄想だとヌカすマヌケには、 宮崎勤事件の言いがかりでホラー映画がやり玉に挙げられ、 テレビやレンタル店の店頭からホラー映画が一斉に姿を消したこと を教えよう。本当に、まったくの言いがかりで、 ホラー映画がタブーになった経験が日本にはある。
立川シネマシティが、この「罪」 を贖罪できる方法は限られている。
それくらいの挽回策でも実行しない限り、ホラー映画が衰退するような事態になった時には、その要因として今回の予告取り下げは強く記憶されるだろう。